SUKIJIGO(仮)

隙自語

【遠征】富士山&竜ヶ岳

7月29日~30日にかけて3連休を取り、山梨へ遠征しに行きました。
目標はなんといっても富士山の初登頂。そして、おまけではあるものの憧れの竜ヶ岳もかじってきました。

登山を始めてから早8年目、だらだらとゆるく続けていますが、
実は富士山はいまだ未登頂でした。登山にハマると「富士山は登るより見る山」とよく言われますが、私も例に漏れずそのマインドでずっと後回しにしていました。
しかも今住んでいる地域は富士山はおろかアルプスからも縁遠い地域。
富士山行くより、アルプスに行きたい!となってしまいます。

しかし、今年の5月、たまたま電話した関東在住の先輩に電話を掛けた際の一言がきっかけで富士山に登ることとなりました。

「じゃあ富士山いこうよ。」

無印良品のキャリーケースに無理やりザックと靴をパック

5月のある休日、車検の待ち時間にふと考え事。
「山に行きてえ」「山談義してえ」と山について語りたい欲が頭の中でぐるぐるしていました。しかしそれを語れる人は会社の人間含めこの辺には誰もいない。
「だれがやまかたれるやづはいねが~」と思った矢先、そういや学生時代にめっちゃ山好きな行動力の化身みたいな人いたなと思い、思い切って電話。
久々に電話するのって少しビビりますよね。

そんなこんなで会話していると
「7月末に富士山いく計画あるからさ、あなたもいこうや。
ひょんな一言から行くことに決定。当初はどうせ山梨方面いくなら南アルプス行きてえなあと頭によぎったが、富士山登頂の実績ないし、この先自分から行くこと多分ないかもしれんし、行っておくかと思い決定。

あれよこれよとあっという間に7月末、
ほとんど相手方が登山計画を立ててくださった結果、1日目は移動日、2日目は日帰りで富士山、3日目は竜ヶ岳という計画にしてくださいました。

富士山は先輩の学生時代の同級生3人も同行しておりました。
(竜ヶ岳は私と先輩のみ。日曜日だからね。。。)

1日目:岡山→東京→山梨へ

新幹線から見る富士山と愛鷹連峰

八重洲口当たりをうろうろして昼食屋さんへ向かう図

ゆとりある計画にしてくださったので、1日目は移動日。
富士登山前泊地である富士吉田のゲストハウスへ。
合流地は東京駅とし、そこで駅地下のレンタカーから出立します。

2年弱ぶりの東京、新幹線でした。東京在住時八重洲口前で工事中だった場所にはいつの間にやら高いビルが建っていました。変化のある都市っていいですねえ(遠い目

東京駅地下駐車場から首都高にのるとこ(こわすぎ

東京駅に着いてから2時間も経たず山梨県へ出発します。
私の大好きな県です。いつか移住してみたいもんです。

富士山と富士急ハイランド
ゲストハウス

あっという間に富士吉田市に到着して、ゲストハウスに到着。
ゲストハウスは複数人数でも安くていいですよね。
非常にきれいで落ち着いた感じで素晴らしい宿でした。

買い出しと食事を済ませ、宿にあったプロジェクターでガンダムF91を視聴してから就寝しました。
因みにガンダム談義も岡山ではできなかったので、一緒に盛り上がれてよかったです(笑

2日目:富士登山

04:30 ゲストハウスから見る富士山

ゲストハウスから富士山パーキングまで10分ほど。
富士山パーキングから富士スバルライン五合目まで40分ほどです。
いや~バス移動楽ですね。しかし、人はそれなりに多かったです。

06:00頃 富士スバルライン5合目

富士スバルライン五合目に到着です。
久しぶりの高山でテンション上がりまくりでした。
実はこの遠征の為に登山は控えており、近場の裏山(とはいえ車で30分はかかる)で
レーニングを積んでいました。

やはり朝なのでこの時が一番雲が少なく奇麗でした。
八ヶ岳南アルプス北岳、仙丈、甲斐駒、塩見、荒川三山等までよく見えました。
よく目を凝らしてみると北アの槍ヶ岳まで見えました。
槍ヶ岳はほんとわかりやすくてテンション上がる)

実は今回の遠征は軽量化の為、カメラは持参しませんでした。
無くてもいいっちゃいいんですけど、やっぱりあった方がいいですね。
(望遠レンズで槍ヶ岳撮りたかった)

06:30 トイレ等済ませてスタートします。

ほんといい天気だな。
これから雲出るかな~と思いながら足を進めます(予想は的中

こういう看板なんか好き

富士箱根伊豆国立公園 富士山 に登っていきます。
国立公園の看板を見ると、高山に来たんだな~ってなって気分が高まります。

西日本にいるとあまり見ないもんで。。。
里山も魅力的ですが、やっぱり高い山は気分が盛り上がります。

今回は日帰りでしたが、推奨されていません。止めましょう。。。
高山病の恐れありますしね。今回はそれにビビって酸素ボンベを持参しました。
(結果的に若干の頭痛だけで済んだのでよかったですが。)

07:15(まだ)めちゃいい天気

 

写真は6合目を越えたところですか。この時点ではまだ雲は上がってきてませんでした。はるか彼方に江の島、ランドマークタワーも見えました。
いや~かつて丹沢、奥多摩から眺めてた山に登るのはなんか感慨深いです。

ますますカメラを持ってこなかったのが悔やまれます(笑

やはり雲が出てきます。

淡々と登ります。ペースはやや速め程度かな?
やはり軽量化しているのが吉と出ています。カメラを携行していたらこうはいかないかもですね。
因みに私以外、皆さん軽量のザックを使用しておりました。(トレランでも使えそうなフレームとかないようなやつ。)
私はカリマーのリッジ30なのでがっつり腰で支えるようなやつです。
山でご飯とか作ることもなくなったので、そろそろ軽いザックを買い増そうかなとも考えます。

11:07 山頂小屋が見えてきました。

雲が出てきて眺望はなかったので、ひたすら登るだけです。
それにしても人が多いですね~。時折渋滞もありました。

11:40 富士山頂浅間大社に到着

何とか富士山頂(浅間大社)に到着です。
なんだかんだって感じです。いや~うれしいですね。
早速、記念に富士山頂バッジを購入しました。

休憩を挟んでお鉢巡りです。
真の山頂でもある剣ヶ峰へ行きます。

ちょっと雲の切れ目があったりなかったり



ここの傾斜きつすぎだろ。。。

サクサクと進みます。
岡山の低山でトレランした成果か、あまりきつくなかったです。
やっぱり普段から運動はしないといけんですね。

剣ヶ峰山頂標で記念撮影して下山スタートです。
ちなみに山頂標識の前には長蛇で並んでおり、30分くらい待ちました。

下山道は登山道とは別にあります。

下山開始です。
皆さん健脚でずんずん降りていきます。(トレランしている人は走る人もいますが)
下山道は傾斜がきつくザレているので、結構滑ります。
重心を低く、前かがみに降りていくのがよいかと。

これまた眺望も特になかったので、写真もあまりとらず。
それよりゲリラ雷雨が起こりそうな雰囲気だったので、早く降りようと足早になります、

15:22 登山口付近まで下りました。

下山しても当然眺望はなく、むしろ雨がぽつりと降るようになってきました。
私たちが五合目ターミナルについた時には土砂降りになりました。

無事バスにも乗ることができ、先輩の同級生の方々ともお別れしました。

なんかあっさり締めてますが、非常に満足できました。
眺望は物足りなかったですが計画段階から日帰りってなっており、大きく期待していなかったのでまあよし(笑

大月から笛吹に向かう図

先輩同級生を一人大月駅まで送ったのち、笛吹にある健康ランドへ向け車を走らせます。
道中南アルプスを遠くに目に入るんですが、これがまた馬鹿でかい。
距離感バグるレベル。こういう光景が日常にあるのは少しうらやましいです。
自分は田舎育ちなので、たぶん遠景に山がある方が落ち着くタイプです(笑
しかし、南アルプスのそれは岡山はおろか四国のそれを圧倒的に凌ぎますね。

健康ランドも大変きれいで満足でした。
疲れとイヤホン効果で雑魚寝(マットあり!)でもぐっすり寝ることができました。

因みに晩飯は、健康ランドへ向かう道中見つけた山岡家です(笑
(先輩のこの食事に無関心というか拘りのないところほんと助かるw)

3日目:竜ヶ岳へ

精進湖のほとりの道

健康ランドで寝て起きた後は、
山梨百名山の竜ヶ岳へ向かいます。標高は富士山の眺めがよく前々から憧れの山の一つでした。YouTubeで見ている登山ユーチューバーがよく取り上げている山の一つでもあったので、今回この山に行けたのはうれしかったですね。

因みに竜ヶ岳で検索すると三重の鈴鹿山脈のほうも検索に引っかかってくるのでご注意を(笑

竜ヶ岳の標高は1,485Mぽっちです。(まあ岡山に住んでたら十分高い山の分類ですが)
富士山を登った後のおまけにはピッタリでしょう。

登山口は本栖湖キャンプ場にありますので、本栖湖に向かって走らせます。

登山口

竜ヶ岳には、登山道が二つあります。
一つは石仏ルート、湖畔ルートです。両者とも特に厳しいルートではないので、どちらから登ってもよいでしょう。

今回は石仏ルートで登り、湖畔ルートで下りました。
両者の特徴は
石仏ルート:富士山の眺めがよいルート。
湖畔ルート:樹林帯多い。時折本栖湖見える。

07:55 石仏ルート上での富士山

07:43 ちなみに石仏ルートからでも本栖湖みえるときがある

ルート的には、湖畔ルートから登って富士山の眺望を焦らすのもありかもしれませんね。今回石仏ルートからの登山を選んだのは、少しでも雲の少ない富士山の全景を見る為でした。お陰で雲の(ほとんど)ない富士山を見ることができました。

08:34 竜ヶ岳山頂

キャンプ場から1時間半弱で山頂に到着。
このころにはさらに雲が育っていました。やはり石仏ルートを選んだのは英断だった。

山頂は広場になっていてたくさん人が来ても問題ないですね。
ピクニックレベルで登れます。

冬季はそこまで雪が積もることもないでしょうし、通年で登れるんじゃないでしょうか
(チェーンスパイクぐらいはあったほうがいいと思いますが)
冬季にここから雪をかぶった富士山をみてみたいですね。きっと美しいでしょう。

いやはやずっとあこがれてて本懐を遂げることができたな~という感じです。
富士山よりこっちがメインイベントだったかもしれん。

名残惜しい下山となりました。

これにて今回の遠征のノルマ達成です。
①富士山登頂の実績 ②竜ヶ岳から富士山を見る。

次の目標は、冬季に②を進めたいですね。もちろんカメラ携行で。
今回は行動派の先輩だったのもありスケジュールがタイトでしたが独りでのんびりと山梨旅をしたいな~とも思います。

竜ヶ岳下山後は温泉に入らず、本栖湖で泳いで汗を落として東京駅まで戻りました。
新幹線でたらたら帰宅し、楽しかった三日間は幕を閉じたのでした。。。