SUKIJIGO(仮)

隙自語

【登山】昔登った山③剱岳

2022年の夏。
今年の8月から9月にかけては天候に恵まれず、時間もなく、仕事に疲れ、
中々登山に出掛けられていません。
(ただ近所の山で少し走ったりはしています。)

というわけで、学生時代に登った山を振り返ろうと思います。

第3弾は、剱岳です。
登山を始めて間もないころで、3回目の登山でした。(3泊4日のテント泊)
3回目でここに行くことになるとは思いませんでしたが、頼りになる(?)先輩のおかげ、そして天候に恵まれたこともあって比較的安全に登ることができました。
(ただ、しんどかった。。。

 

扇沢からスタート

時期は夏。7月終わりだったような気がします。
東京から先輩の車(セレナ)に9人乗って扇沢まで行きました。
社内は暑く非常に辛かったのをよく覚えています。

扇沢から室堂まではロープウェイ、トロリーバスを使用していくんですが、
始発まで時間があったため、2Hほど車で寝て過ごしたのもぼんやり覚えています。

そんなこんなで交通機関に揺られながら黒部ダムに行きます。

黒部ダムでの風景

夏季限定放水

 

黒部ダムに到着しました。
ここで私は衝撃を受けます。

日本にこんな場所があるのか!

前述したとおり、部としては既に2回山に登っていました。
それは八経ヶ岳那須岳でした。しかしアルプスの風景は全く知らなかったので、
真夏なのに、雪の残った山を見て、「スイスじゃん」と感想。
今までの山=森みたいなイメージはここで消えました。
那須岳は火山なのでそれなりに岩々しいですが…)

ここでのショックが登山にハマったきっかけなのかもしれませんね。

室堂(日本じゃねえだろここ

室堂についてからも、衝撃の景観は続きます。
当時は驚きっぱなしでした。この時に天候が4日間もって本当に良かったと思っています。そうでなければ、山は好きになっていなかったかもしれません。

ハイジの世界じゃん

買ったばかりの型落ちカメラでバシャバシャ写真を撮っていました。
それはもう夢中でした。

偉大なる先輩の背中

当時の私はろくに登山装備を所有しておりませんでした。
登山靴とレインウェアだけはもっていました。ザックは部室に誇りかぶっていたクラシックなザックを使用していました。
ウェアはヒマラヤで買った5000円の登山パンツ(ビジョンピークス)、
tシャツはサッカーウェア(アドミラル)でした。

写真に写っているザックもカリマークーガーですが、結構な型落ちものです。
なんかパッキングのせいなのか、キスリングにも見えますね。

銀マットが渋い。

立山(雄山)

スケールがでかすぎるんですよね。
どこから見た雄山か知りませんが、ここをひいひい言いながら登り返したのをよく覚えています。
そんな私を横目にすらすら登っていく小学生団体がいたのも鮮明です。

ロングトレイル

雄山を越えて剱沢に向かいます。
写真はどこか覚えていませんが、雪渓から昇ってくる冷気が汗だくの私には気持ちがよかったです。
ここもスケール感が伝わる好きな写真です。ちなみにどういうルートで登ったかは全く覚えていません。(先輩についていっただけ。)
雷鳥沢の急坂は登っていないことは間違いない。

剱沢にて

剱沢に到着です。
テント泊の装備と食料でみんなくたくたです。
この時はまだガスっていて剱岳の全貌は見れませんでした。

写真をご覧の通り、登山らしからぬ帽子とシャツで登っているやつがいます(笑
この日はカレーか何かを作って寝ました。

明朝

2日目の朝です。今日は剱岳をピストンして終了の日です。
朝起きれば、要塞のような構えで佇む剱岳が!

いまからあそこに登るのか。。。
と不思議な感覚になりながら準備を進めます。

それにしてもエスパーステントしぶいっすね。

明日に向かって撃て(何

この日も天気は良く。最高でした。
山頂に着くころにはガスガスでしたが。

かっこい

剱沢があんなに下に…
この写真すごーく好き

こんな眺望は最近みてないなあ

剱岳と空

この後カニのたてばい、よこばいとかを乗り越えてなんとか山頂に到着します。
山頂からの眺望はガッスガスでありませんでしたが、達成感は半端なかったです。

剱沢へ下山中、友人が熱中症になるなど、途中トラブルはありましたが、何とか下山することができました。
その時に小屋まで走る先輩がえらい早かったのを覚えています。


剱岳、今思えば無謀だと思います。
でも登った達成感と感動は一生もんだと思っています。
現在はとてもアルプスに頻繁に通える状況ではないですが、いつかまた行ってみたいものです。次に立山に行くとしたら、のんびり雷鳥沢でテント泊がしたいですね。