SUKIJIGO(仮)

隙自語

【四国のおすすめコース】堂ケ森・二ノ森


皆さんが待ちに待ったGWです。
2022年は有給を使用して長期の休みを取った方も多いんじゃないでしょうか。

私の場合はというと、最初は2日と6日は休む予定ではなかったですが、
なんかむしゃくしゃしたため6日に休みを取ってやりました(笑

とはいえ今回は遠征じゃないです。テント泊でもないです。

当初はGW中は天候の予報がよくなかった為特に遠出する予定もなかったんです。
まあ最近ガソリンが高くて出かけてらんないですけどね(悲

今回は表題の通りです。四国の山に日帰りで行ってきました。

 

久々の長い日帰り登山

堂ケ森とは。
四国の山といえば、徳島県の剣山、愛媛県石鎚山が有名ですよね。
もちろんその2つには登っているので、今回はマイナーな山にいってみようという
ことでリサーチした結果が堂ケ森・二ノ森という山です。
特段なにが有名ってわけでもないんですが、いつも北側から眺める石鎚山
南側から見えるいうことで。。。

自信をもって人に勧めるような山ではありませんが、
なかなかアルプスとかに行かない方でしたらそのスケール感に心揺さぶられる
こと間違いない眺めが得られるんじゃないかなと思える山でした。


今回の工程は、、、

保井野登山口

堂ケ森山頂

鞍瀬ノ頭

二ノ森

堂ケ森山頂

登山口

休憩も含めると8Hかかりました。
おそらくこれぐらいの時間の行程って日帰りじゃ普通なんですけど、
最近長丁場の登山ってなかなかできないんですよ。
(単純に運動不足)

とはいえ今住んでいる地域で、「朝にでて夕方に降りる」みたいな登山って
なかなかできないんですよね。
基本的に車移動なので、縦走ではなくピストンになりますし、
それでいて標高が高くもなく山域も広いわけではないのでどうしても短い山行に
なりがちです。
前回の那岐山なんて3H~4H程度でした。朝一にでても昼前に降りれるレベル。

ですので今回のような8時間コースはいろいろと体の衰えを感じる登山になりました。

保井野登山口

険 道

登山口。ここで車は行き止まります。

国道11号を走り、県道153号にそれていきます。

ここがなかなかの険道。四国の道ってどうしても急峻な道がおおいもので
道もそれなりに険しくなりがちです。
というより、誰も走ってないなこりゃってレベル。
でもそのスカイライン感は圧巻で、すげえところを走っているという謎の高揚感に
陶酔します。

そんなこんなで県道を20分ぐらい走ると登山口が見えてきます。
駐車場は12台ぐらい停められると思います。
私が登山口駐車場に到着したのは0630頃でしたが、すでに8台ぐらいは停まっていました。

06:40 登山口発。実はマムシに遭いました。

では早速スタートです。
私が登山口についた時には人がいませんでしたので、
一人寂しく登っていくことになります。

運動不足を実感する緩い登り

07:03 最初はこんな感じの道が続きます。割と楽

さて、登山スタートです。
登山道自体は最初は緩やかで歩き初めには丁度いいんじゃないでしょうか。

ですが私の場合は、、、
前回の那岐から1か月。普段まともに運動しない自分なので、毎回体力がリセットされてしまうのでしんどいです。

今回の登山道も最初は緩やかなんですが、なかなかきついです。
体に鞭打って何とか前に進みます。


07:43 謎の分岐?

謎の場所に到着します。
山と高原地図をみると「空池」とありますが、池らしいものもなく。。。
(だから空(から)池なのか?)

ちなみにこの看板の奥に登山道から外れたところにピンクテープが見えていました。
多分林業用のテープだと思いますんで、間違って行かないようお気をつけてください。
ここはおとなしく看板に従ってください(笑

四国随一の急登

「空池」直後の登り

「空池」の看板のあとの登りは、若干緩やかになります。
まさに平行移動。こういう道を待っていました。

08:18 水呑場着 水はどこ…ここ?

「水呑場」に到着。看板の右手側に水が流れてはいましたが、
湧き水でなくただの川っぽい感じなので、飲むべきじゃないかと。。。

梯子の連発

「空池」以降、急登が続きます。
正直この時点でバテバテです。しかも眺望もまともにないので割と辟易してきます。
この時点で二ノ森にはいかず堂ケ森だけにしてやろうかなと考えます。
(まあ結局二ノ森まで行くんですが、、、)

後でいろいろ調べていると四国の中でも結構な急登の場所らしいということを
知りました。。。

このあたりから笹が見え始めてきて、この笹が登山道をわかりにくくしちゃっています。四国の山は山頂付近は笹が伸びている場所が多いです。この笹が厄介で、
登山道を覆うレベルなので、足元が見えなくて危ない場所が多いです。
また、朝露でびしょびしょになることも多いので、ご注意ください。

眺望がいきなりよくなり、ついに山頂がお目見え

08:34 保井野分岐

登山開始から約2時間。ようやく眺望がよくなります。
この眺望のよい場所が「保井野分岐」で、別の登山口につながっています。

ここから堂ケ森までCT上35分。いきますよ~いくいく。

08:42 山頂が見える

このあたりでようやく堂ケ森の山頂が見えます。
写真でいうとなんか構造物が見えちゃってるところが堂ケ森山頂になります。

話が変わりますが、この日は本当に天気が良かったです。
太陽光が笹に反射してまぶしいです。サングラス必携です。

因みにサングラスってものによってはUVカット加工されているものが
5年ほど劣化してしまうらしいですよ。
この場合瞳孔が開いたまま紫外線を通しちゃうので目によくないらしいです。
(UVカット加工かグラス素材そのものがUVカットのものかによるみたいです)

堂ケ森山頂と圧倒的スケール感

09:05 山頂はすぐそこです。

09:07 堂ケ森山頂

保井野分岐から山頂までCT通りです。
馬鹿みたいに疲れました。。。

堂ケ森(1689M)に山頂に到着です。風が強かったですが、服装は
ジオライン(薄手)、登山Tシャツ、パタのフーディニで事足りました。

山頂付近でようやく人と会いました。

田舎では結構見かける気がする

因みに山頂にあるのは電波反射板です。
無給電中継装置(パッシブリピータ)というらしいです。

おそらく携帯の電波用ではないと思います。
正直言って携帯の電波は良好ってわけでもなかったので。。。



それより山頂から石鎚山方面を眺めると、、、

奥のちらりと見えているのが西ノ冠岳・石鎚山

どー-ん!

写真じゃなかなか伝わらないですがこれがなかなかのスケール感。
感覚としては剣山から次郎笈を眺める感覚に近いですかね。
ただ見えている山は堂ケ森より高いのでそのスケール感に感動しますよ。

ではあの見えている山を登っていきます。
正直身体がつらくて行きたくないです(笑

因みに一番手前の高いところまで、ここから、CTで1時間20分です。
怠すぎワロタ。

二ノ森へ

続く稜線の道

馬  鹿

面倒ながらも二ノ森に足を延ばします。
先行者はいませんが、鹿はいました。

写真をご覧の通り、笹の稜線歩きが続きます。これは気持ちの良いものです。
四国らしい登山道かなと思います。

ところどころ笹が刈られている様子でした。
それなりに整備もされているんですね。

呼吸を整えて振り返と堂ケ森

稜線歩きとはいえ普通につらいっす。
暫くは山はいいかな(笑

奥の森になっているところが二ノ森

二ノ森は実は見えていた山ではなく、その後ろに隠れていた山でした。
堂ケ森から見えていた手前の山は鞍瀬の頭というピークでした。

こののぼりがまあきつい。
ですが鞍瀬の頭に行かずに二ノ森に行く場合はトラバース道があるのでそちらを使ってもよいかと。

10:32 鞍瀬ノ頭山頂

鞍瀬の頭登頂です。
手前から二ノ森、西ノ冠岳、石鎚山と稜線が続いております。
今回は石鎚山まではいきません。

縦走も悪くはないですが、いかんせん保井野登山口はアクセスが車しかないので
今回はピストンで。
田舎の山はこれだから。。。

久々に縦走したいですよねえ。

カメラバッグ邪魔

そんなことより

二ノ森までの道のりはなかなかです。
やっぱり笹が伸びてて足元見えねえ。

笹ヶ峰の時もこんなでした。
夏はもっと笹が伸びるので何度も言いますが注意願います。

振り返ると鞍瀬ノ頭

11:41 二ノ森山頂

そろそろ景色が変わり映えしなくて飽きてきた(笑
四国の山あるあるかもしれん。

そんなこんなで二ノ森とうちゃこ。
山頂でカップ麺(またしても味噌)を食しました。

私が来た時には誰もいませんでしたが、2分ぐらいして石鎚方面から人がやってきました。
話を聞いていると昨日は剣山にいったと言っていたんで、聞いてみると
三重から遠征で四国に来たみたいでした。

先日私も鈴鹿山脈にいっていたんでいきとーごーしてました。
久ぶりに登山する人と登山の話ができて楽しかったです。

周囲に登山するひといないんですよね。。。
同じ趣味の友人を見つけるとより一層楽しめますよね。

それでは下山

12:25 堂ケ森

12:49 素晴らしい稜線でした

それでは下山を始めます。
今回もピストンですので変わり映えはしません。

14:43 タイヤが見えてきたらもう少し

14:49 げざーん

堂ケ森からの下りは急で長くつらかったです。
というより、岡山に住んでいると長い登山をすることが少ないので
久しぶりの長い日帰りで楽しかったですけど疲れました。

どうも最近は身体の調子が変わってきたような気がします(笑

四国のおすすめコース

鞍瀬の頭から見る石鎚山

今回のコースは実はYouTubeでた動画から始まりました。
私の場合、動画でネタバレして行先を決めてしまうことが多いです。
実際動画と現場じゃ全然違ってたりしますしね。
今回でいえば堂ケ森から見る鞍瀬の頭はもっと重厚感があります。ぜひ見に行ってほしいです。

四国の中ではおすすめしたいコースです。
剣山・石鎚山三嶺笹ヶ峰・寒風山あたりにいった方で次はどこにいこうかなあ
なんて考えている方はここはどうでしょうかとおすすめしたいです。