【登山】今冬の伯耆大山はすごいぞ!
3連休を取ることができたので、
鳥取県の名峰、大山へ登ってきました。
丁度1年前の三連休も伯耆大山へ登りましたが、
天候のコンディションは良かったです。
今年はどうか___
結果は最高でした。
天候のコンディションがよく、今年も幸運に恵まれました。
- 三連休について考える
- 前日夜に出立
- 行程
- 天候良好!いよいよ登山スタート
- 大山という名前(よもやま話)
- 北壁を一望、眺望の良い登山道に
- 大山頂上(弥山)登頂
- 憧れの剣ヶ峰へ
- 剣ヶ峰山頂に立つ!
- 下山開始
- 下山ルート変更のお知らせ
- 大堰堤~大山寺
- 下山完了とお買いもの
- 流石は西日本屈指の雪山
三連休について考える
今年の三連休は2/11(金)~2/13(日)でした。
前回の登山からまだ数日、、、今回の連休は無難にプラモでも進めようかと思っていました。
(ちなみにプラモはスジボリに初挑戦していて苦戦してます)
が、天気予報を見ていると「週末は日本海側は割と天気
よさそう?」という感じ。
積雪してるうちに大山には登っておこうと考えてはいましたが、
この天候なら今しかないと考え、招かれるように行くことに決めました。
前日夜に出立
例によって前日夜から行動開始。
22:00頃に自宅をでて走りだします。
大山方面は近場なので高速道路は使いません。
30分ぐらいしか運転時間変わらないと思うので。
なにより夜走ると車は少ないので結構快適だと思います。
明地峠という峠を越える道を行きます。
途中眠すぎて危なかったんで、コンビニで仮眠しながら
運転していきました。
3時間ぐらいの運転なら短いと思ってしまうようになりました。
素晴らしい成長。
そんなこんなで大山の山麓エリアに到着するわけですが
夏山登山口そばの南光河原駐車場は既に満杯。
下山(しもやま)キャンプ場は冬季閉鎖。
というわけで、ビジターセンター?的な建屋があるところの
第4駐車場に車を停めました。
冬季なので1000円/日です。
第4駐車場は大山がきれいに見えて実は好きだったりします。
(登山口からは遠いですが)
行程
2022/02/12(土)
第4駐車場
↓
夏山登山口
↓
六合目避難小屋
↓
頂上(弥山)
↓
剣ヶ峰
↓
頂上(弥山)
↓
六合目避難小屋
↓
元谷大堰堤
↓
大山寺奥宮
↓
登山口
↓
第4駐車場
結果的には上記のようになりました。
当初予定と全然違いましたがまあいいやの精神。
天候良好!いよいよ登山スタート
朝です。(06:46)
雲がなくこれは期待できそう。
自分が見ていた天気予報では雲がなくなりそうなのは昼から
っぽかったので、遅めに出ようかと思ってましたが、
この感じなら今から出て行ってもよさそうです。
むしろもっと早く出ていけばよかったですね。
モンベルを通り過ぎ、川を通り過ぎ、登山開始します。
夏山登山道は、6合目手前までは森になっていて
眺望があるとは言えません。
自分でも驚くぐらい写真とっていませんでした。
登山道は踏み固められて非常に歩きやすいです。
自分にラッセルする体力はまずないので、新雪時期に山に
入る登山者は尊敬します。
そういう意味ではポピュラーな山は、厳冬期より初冬の方が
厳しいのかもしれません。
大山という名前(よもやま話)
ちなみに大山という文字列をみて多くの人(特に関東の方)が
最初に思い浮かべるのは神奈川県の大山(おおやま)では
ないでしょうか。
かくいう自分もそうでした。
自分の出身地は西日本側ではありますが、山にハマったのは
上京してからなので、鳥取にも大山があるとは知らなかったです。
神奈川の大山(おおやま)は有名な丹沢に属しています。
相模大山とも書き、標高は1252M。
ケーブルカーも通り、パワースポットとしても人気の山です。
山容がピラミダルで富士山に似ていることから大山信仰として
祀られていたそうです。麓には門前町が賑わってます。
一方、鳥取の大山(だいせん)は、1729Mで火山由来の山です。
これもまた山麓は大山寺を中心にスキー場、キャンプ場があり
レジャー・観光地施設として賑わっています。
富士山にも似ていることから「伯耆富士」の異名もあります。
相模大山、伯耆大山共に土着の天狗がいたらしく、
実は伯耆大山の天狗が相模大山に移住したとかいう伝説が
あるとかないとか。
遠く離れた二つの大山ですが、
ちょっとした共通点があるなと。
そんなことを六合目手前までの樹林帯で
ボヤボヤと考えていました。
北壁を一望、眺望の良い登山道に
六合目まで登ってくると木もなくなり、周囲を一望できるようになります。ここからは急登になるのでストックからピッケルに持ち替えます。
夏の北壁も奇麗ですが、冬の方が圧倒的に美しく感じますね。
2000Mに満たない独立峰ですが、その積雪量と風格はアルプスと遜色ないんじゃないでしょうか。お見事ォ
雪山にハマる人って理解不能でしたが、こういう景色を見ると
分かるようになってきました(笑
ここからが中々の急登で辛いんです。
しかし一番楽しい瞬間なのではないでしょか。
しかしここって夏はどんな登山道になっていたかなあ。
大山って夏に行ったことがあんまりないんですよね。。。
それにしても天気がよい。日も出て風もなく暑いです。。。
大山頂上(弥山)登頂
10:08 山頂に到着してやったぜ~!
登山口発が07:22なので山頂まで約3Hの行程です。疲れたお、、、
連休効果&天気予報良好効果でガヤガヤです。
落ち着いて山頂標識を取ることが出来ませんでした。
(標識上にはアヒルがお出迎えしてます)
大山頂上(弥山)到着してやったので、あとは眺望を眺める時間にしてやろうとうろうろします。
それにしても人が多い。
やはり剣ヶ峰方面を皆さん撮っています。いやはや美しい。
皆さんぞくぞくと剣ヶ峰へ向かっています。
ちょうど一年前は見ているだけでしたが、今回はどうしてやろうか。
現地のおじさまをして
「今日みたいな良いコンディションは中々ない。目を瞑ってても行ける」
なにいってだ。
いくか。
憧れの剣ヶ峰へ
剣ヶ峰までの縦走路は痩せた尾根が続きます。
雪があってもかなり足場は悪く怖いです。
夏でも三ノ沢という場所(南壁側)からから登る人を
見かけたことがありますが、、、
蛮勇と勇気は違うんやで。。。
うおぉ?!
思わず声が出るレベル。
切れ落ちたトラバースを歩く箇所が2か所程あったんですが、
心臓がバクバクでした。(剱岳以来の緊張感でした)
一昨年に、氷ノ山で道を外れて変てこなトラバースを
歩いていた時に5M程滑落した時を思い出します。。
(嫌な事件だったね、、、)
こういうルートのトレース付けていく人ってほんとすごいと思う。いったいどういう世界が見えてんだ?!
2か所ほどの核心部を越えるとあとは比較的なだらかな場所
しかし、初めて来られたというお兄さんがボソりと
「こういうところで油断して落ちちゃうんだよな」と。
あひえ~すみません。
どうでもいいですけど、この風景みて
プレステの登山ゲーム「蒼天の白き神の座」のパケ絵を
思い出しました。
そのレベルで奇麗だったということです。
剣ヶ峰山頂に立つ!
そんなこんなでビビりながら無事登頂。
私一人でした。
いやはやなんとも言えないこの達成感。
これだから山は止められない。
3分後ぐらいか、別の登山者がやってきました。
「おぉ~ついたついたぁ。写真撮ってくれ~!」
一緒に写真を取り合いっこさせていただきました。
写真は苦手な自分ですがこの際だから5枚ほど撮影させて
いただきました。
どうやら名古屋から来られたそう。連休でこの好天
感無量だろうなあ。
山頂はやはり狭く。人がどんどんきちゃうので早々と
引き返しました。
ちなみにここで足を攣りかけてました。
(ミネラル不足だろうなあ。塩飴忘れてたもので。)
下山開始
下山開始前に腹ごしらえです。
当初は食べる気がしていませんでしたが、先の剣ヶ峰を
攣りかけていた為、塩分補給にと食べることにしました。
風もなく、日差しが温かいおかげです。
因みにカップヌードル味噌は私は結構好きだったりします。
山で食う飯はやっぱりうまい!
飯を食って出立すると、何やら雲が出てきました。
当初の予報では午後から晴れだと思っていたので、
やはり朝に出発しておいてよかったです。
雲出すぎじゃねぇ?
すっかり雲に覆われてしましました。
鳥取県警の方々がいてたのでその集団に付いて降りていきました。
下山ルート変更のお知らせ
六合目避難小屋まで降りてきました。
ここから視界が戻ります。
そのまま登ってきた道である夏山登山道を降りていく予定でしたが、元谷方面へ降りていく人を見かけて自分もそっち方面へ
降りることにしました。
大山寺奥宮も見たかったんで。
なかなか急やないかい。夏は登山道になっていない場所ですので
冬だけの限定版です。
シリセードとかで滑って降りれたら楽なんだろうなぁ
とか思いながらシトシト下っていきます。
大堰堤~大山寺
ようやく元谷の大堰堤に到着しました。
ここは夏にくると河原みたいに大きい石が転がっている場所です。
北壁も一望できる良いロケーションですが、今回は曇ってきたのでお預けとなりました。
さて、元谷から大山寺奥宮へ向かいます。
大山寺奥宮に到着です。
大山寺は山岳信仰に帰依する修験道として栄えました。
その奥宮です。
建屋の説明はできません!!でも雪を被った奥宮は修行場の
雰囲気が増長され、静寂かつ荘厳な雰囲気を漂わせていました。
本殿は下にいくとあるんですが、実は見たことないです(
そういや看板に奥宮(inner shrine)と書いていた。
英語の勉強になった、、、
下山完了とお買いもの
15:00頃ようやく第4駐車場まで到着しました。
通常大山の登山は朝にでても正午までには大抵降りているものですが、今回は長い山行になりました。
けども充実した時間でした。
モンベル大山店で記念になんか買ってやろうかとも思いましたが、最近金使い過ぎなので中止。
新しいフリース買いたいなあ。
続いてモンベルが手掛ける大山参道市場へ。
特産品を取り揃え、カフェも併設してます。
いつもここでお土産を買っています。
今回はご当地カレーとかビールとか買ってみました。
こんなことやってるから節約できないんだな。
豪円湯院で汗を落とし、終了。(露天風呂では雪見できました)
ちなみにご飯はもう売り切れてました。金は溶けるもの。。。
スタート地点の第4駐車場に帰投完了。
ふと大山を見ると雲が消えていました。やはり奇麗です。
お疲れ山っした!
流石は西日本屈指の雪山
ということで、伯耆大山に行ってきました。
今年はラニーニャの年もあってか雪が多いような気がしました。
(ここ数年が少なかった?)
登山ルートは弥山まではそこまで危険な箇所はないと思います。
私のような雪山初心者が登れるぐらいですのでね。
ただ剣ヶ峰は危険です。そもそも剣ヶ峰への縦走路自体
黒よりのグレーゾーンなので(あーあいっちゃった
後は天候ですね。独立峰なので風が強いことの方がが多いはずです。今回はその点も恵まれてました。
積雪があるうちに大山に___と思っていたものの、
週末までに天気予報とにらめっこし、ライブカメラで山の様子を見てたりしてたんですが、やはりいつも雲がかかっていて今シーズンはいけねえかなあと思っていました。
そんなこんなで大チャンスを受け流す事なく、行くことができて
良かったです。
冬の伯耆大山なんて、登山を始めたばかりの頃は、
とんでもねえ爆風が吹く、冬の富士山に匹敵するエリアだと
思っていましたが、万全な状態、コンディションで臨めば
行けるんだと思いました。そのような状況なら雪山入門
のひとつとなり得ると思います。
しかも、1700M峰とは思えない景色も持ち合わせています。
冬山の立ち位置としては、八ヶ岳に似ているんじゃないでしょうか。(エリア範囲は八ッのほうが広いか。)
今回はテンションがあがっちゃって、普段滅多にお酒は飲みませんが、ビールを買っちゃいました。
まだ飲んでませんが、プレミアムな日にとっておきたいと思います。